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ホームステイ体験記

 私のホームステイ体験記 (写真と文章は関係ありません)

「アートスクールでお稽古体験〜イスタンブールにて」
体験者:浅山絵里さん

私はイスラム教にとても興味があり、そのため他のイスラムの国に行きましたが、どこに行っても女性の姿を見ることは少なく、自分の中で疑問を大きくもっていました。そこで、疑問を解決するにはホームステイに参加することが一番だと思ったので、今回参加しました。今回二週間という短い時間でしたが、予想以上に多くのことを得られたと思います。
私はステイ先の家族が英語を話せると思って出発しました。しかし、一日目にトルコのお母さん(アンネ)に「NO ENGLISH, NO JAPANESE!」と言われ、すぐにトルコ語の勉強を始めました。始めはコミュニケーションが難しく、家族に沢山迷惑をかけてしまいました。でも、家族はいつも笑顔で許してくれて、本当に助けられました。しかし、徐々にトルコ語も覚えて理解できるようになり宗教やその日の出来事などを話せるようになりました。もっと話したいこともあったけど、何より気持ちで繋がれたと思います。もっとも、真剣にトルコ語を勉強したことで、トルコと近い視点に立てたと思います。だから、私にとっては語学を学ぶ機会を与えられたことは本当によかったと思います。

生活を共にすることで、トルコの人の優しさに気づけました。宗教色の薄い日本と比べて、生活にイスラム教が密着していることを知り、そこに存在する多くの問題も目の当たりにしました。政教分離など、多くを考えさせられました。そして、歴史的建造物からみる宗教間抗争、いまだ戦争が起こり、それが日本よりずっと身近な問題であることを知りました。
旅行ではなくホームステイのよさは、一時期ではありますが、その国の人々の生活を同じくすることによって自分の中でありのままに吸収できることです。そして、家族という何にも変えられない絆を作れることが一番自分を成長させることでした。
こんな私を迎えてくれた家族に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、沢山の人々の優しさにも助けられました。
毎日美味しいアンネの料理をお腹いっぱいに食べて、お稽古に行って、家族に包まれて二週間楽しい時間を過ごせました。
今回、エブルアート、トルコ絵皿とアクセサリー作りに挑戦しました。お稽古場は昔学校の寮だったそうでとても雰囲気がいいところでした。場所もスルタンアフメットの駅から五分もかからないところにあって交通の便もよかったです。教室は5人くらいで一緒に行われ、もちろんトルコ語が中心でしたが、先生を始め皆さんに温かく迎えていただきました。どれも色合い、デザインなど素敵な作品が壁に多く飾られていて観光だけでは知りえないトルコの文化に直接触れることが出来、いい経験ができました。
ホームステイを実現するにあたってお世話になったトルコ中央アジア文化センター、現地係員の方に感謝しています。ありがとうございました。

 私のホームステイ体験記(写真と文章は関係ありません)  

「アンタルヤ 素敵な家族にホームスティ」
体験者:久保田麻美子さん

家族の皆さんには、とても言葉で言い表わせない程大変お世話になりました。
トルコ語がほとんど理解できない私に対し、いつも積極的に辞書を片手に優しく話しかけてくれて、私を家族の一員として受け入れて下さいました。子供達もとても親切で可愛く、一緒に買い物へ行ったり、また道案内などと、いつも私に気づかってくれました。お母さんと一緒にフェティエへ旅行に行った時もお母さんの素敵なお友達と、とても楽しい日々を過ごしました。
その後、私はマーマリスへ思いがけず長く滞在することに、そして家族はイスタンブールへと離れての生活となりましたが、毎日お互い連絡を取り合っていました。私は本当に家族の皆が大好きです!言葉がわからなくても通じ合いたいと思う気持ちがあれば、コミュニケーションは取れるということを心から実感しました。特にお母さんには色々なことを話したり、相談に乗ってもらったりもしました。家族と冬に再会しようと話しています。
最後に私にこの素晴らしい家族を紹介して頂き、本当にありがとうございました。感謝しています。28日間あっという間でありましたが、現地でトルコ人の友達も出来、充実したかけがえのない時間を過ごすことができました。ますますトルコが大好きになりました!!

「絶品料理はアンネの愛」

荘厳なブルーモスクにアヤソフィア、トプカプ宮殿に地下宮殿、楽しいグランバザールやエジプシャンバザール、夕暮れ時にはひときわ美しい眺めが楽しめるアジアとヨーロッパに挟まれたボスポラス海峡、さまざまな秘宝が眠る博物館・・・イスタンブールの中だけでも見所はたくさんありますね。観光名所をまわり、トルコの深い歴史を知るにつれ、現代のトルコ人は普段どのような生活をしているのか、家の中はどんなふうなのか、とても興味がわいてきました。また、10年ほど前に初めてトルコを訪れたとき、その多彩な文化に驚いたとともに、トルコ料理のおいしさにびっくりしたのです。東京中のトルコレストランを食べ歩きました。しかし実はトルコ人はあまり外食をしないとのこと。会う人会う人にお勧めのトルコ料理を尋ねたら、最高の料理はお母さんが作る家庭料理と答えたのでした。これを聞いたらもう家庭料理を試さずにはいられません。久しぶりのトルコ旅行にホームステイを選んだのはこうした理由からです。
いよいよホームステイ先のポラット家に着いてみると、これまでレストランでしかトルコ料理を味わったことがなかった私は、ホストマザーのギュレルが作るまさしく多彩で豊かな家庭料理の数々に、完全にノックアウトされてしまいました。ギュレルも初日からガイドブックの料理のページを片手に、これは何か?あれは何か?と質問しながらも大学生の息子と同じ量をぺろっと平らげる私を見て、気合が入ったのかもしれません。朝食の席では、その日の夕食のメニュー会議です。焼き立てのエキメッキとチーズをほおばりながら、またまた料理のページを開いて今夜は何が食べたいかと聞かれます。私が串刺しのケバブを指差すと、首を振ってこれはレストランの料理だと言いました。キョフテを指差すと、笑顔で「タマム!」。手間のかかるチーキョフテや数々のドルマ、肉と野菜の煮込み、いろいろな具材のピデなども食卓に上がりました。寒い季節なので熱々のチョルバも欠かせません。冬でもサラダは彩り豊かです。トルコでは今でも、お母さんが家族のために手間のかかる料理を毎日一生懸命に作っています。日本に比べて専業主婦が多いことも関係しているようです。また家の中もピカピカに磨き上げています。家の前の通りの埃っぽさや、古めかしい外観からは想像できないほど、トルコ人の家の中はいつもキレイで、サロンと呼ばれる居間はお母さんによって趣向を凝らして飾り付けられています。頻繁にお互いの家を訪問しあう文化があるからかもしれません。
年末年始といえば日本でも行事が多く、親戚を訪問したり、家族でご馳走を囲む機会が多いですね。2007年のお正月はクルバン・バイラムが重なって、街は準備の買い物をする人達ですごい賑わいでした。バイラムの間中、毎日数グループの来客を迎え、さらにこちらも数軒の家庭を訪問します。その家庭のほとんどが血縁と聞いて、トルコ人の親戚付き合いは広いなとびっくりしました。私もアンネのギュレルとババ・ナズム、イチローに似た大学生の息子のバトゥハン、色白のかわいい高校生の娘ヌルと一緒にたくさんのお宅訪問をして、一気にトルコ人の生活を垣間見ることができました。先々でチャイやバイラムのお菓子や食事が振舞われます。
とくに楽しかった思い出が、年越しにイズミットのアンネアンネの家を訪問したことです。家にとても入りきれないくらい多くの親戚が集まり、皆で順番にご馳走を囲み、その後、いとこ達みんなで湖畔のレストランに集まりカウントダウンをしました。音楽に合わせて大きな踊りの輪が出来ます。踊り疲れて家に戻ると、人数分のベッドもなく、女性はサロンで雑魚寝。にぎやかで楽しい長い夜でした。
バイラムが終わると学校が始まります。アイドゥンの大学に戻るバトゥハンをみんなでオトガルまで見送りました。私たちはいつものとおり、TVをつけて食卓を囲みます。人気番組イボ・ショーや、シリアスドラマやアメリカ映画・・・うっかりTVに見入っていると「イェメェ〜、イェメェ〜、」と降参するまでお皿に料理がよそわれます。
料理学校にも通った本格派のギュレルですが、とくに自信があるのが小麦粉を使った料理だそうです。ボレキやピデ、そして日本に帰る日の朝には「家族に食べさせてね」と大量のチーズ入りポアチャを焼いて持たせてくれました。ギュレルの料理はどれも母の愛情と誇りが詰まった絶品ばかりでした。
料理の写真ばかり撮ってきた私に、日本の母が「これだけご馳走になってきて、何も料理は覚えて来なかったの?」と聞きました。そういえば、初めのころギュレルに料理はするかと聞かれ、親がするからほとんどしないと答えてしまいました。そのとき、ギュレルがちょっと残念そうな顔した気がしたような・・・。トルコでは大好きで大切な人達のために料理をすることはとても当たり前で、誇らしいことなのですね。日本でもそうなのかもしれませんが。
次に訪問するときは、ぜひいくつかおいしいトルコの家庭料理を習ってきたいなと思います。そして、私も日本の家庭料理を紹介できたらいいなと考えています。